映画「マイ・インターン」に学び、ときめいた!
10月18日(日)、久しぶりに映画「マイ・インターン」を観る。インターンとは、
主に医学研修医とか実習生の意。就業前の一定期間、実際の企業で働く学生のこと。
この映画では、若き女性経営者CEOのもとに配属された、70歳の元サラリーマンを
ロバート・デ・ニーロが渋く演じている。
定年後を悠々自適に過ごしてきた70歳の男、ベン。独り暮らしの寂しさもあって一念発起。
インターンとして働き始める。
ベンはなぜか彼女付きとなるが、当初、高齢者ゆえか疎まれる。しかし、次第に会社にとって
不可欠な存在になってゆく。人間関係に長け、会社内部のことによく気が付くベンはCEOや
社員たちの気持ちをつかんでいく。話しを良く聞き、決して目立とうとしない。そして、仕事の
内容には口出ししないところがミソ。息子や娘ほどの年齢の社長や社員に対して卑屈に
ならず、つねに自然な応対で接していく。おそらく、現役時代のさまざまな経験をうまく活かして
いるのだろう・・・。
どこの世界でも、大先輩に期待されるのは経験の重みでしょう。でもその経験は時として傲慢
ゴウマンに転じることがあるので要注意。「老害」ではなく、「老益」。「嫌老」ではなく、「賢老」で
しょう。良く話しを聞くとは「傾聴」であり、そこに至るには謙虚さがいる。
大いにこの映画から学ぶところがあったのです。
私も、人生の先輩たちの悩み・不安を解消すべく「60歳からの四苦(生・老・病・死)八苦よろず
相談所」を開設し、老後の暮らし方の法律的支援を初めています。この映画のベンのような気持
ちが大事なのだということ。インターン・学生の如く、向学心に燃えて・・・。
72歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。