「死後事務の委任契約」って何(なに)? Uさんの場合 ①

黑田よしひろ

2016年04月16日 08:53


 この冊子の最後の項目になりますが、わたしはNPO法人を起ち上げた時

「ひとのお役にたつ・人に尽くす」との想いでスタートしました。

 たくさんの手をさしのべて、あらゆる人々を救う「千手観音」のような心境

でした(と、言ったら大ゲサでしょうか・・・)。

 そんな『養生力』の気持ちでいると、多くの方が依頼人を紹介してくださるの

です。ありがたいことです。ここでまた、NPOがらみのことで恐縮ですが、お話し

します。帯津先生のいわれる「気功的人間」といえる方にお会いしたからです。

  私の「遺言執行人」としての案件は、あひとりさま(独居老人)かお子さまの

おられないご夫婦、もしくは後妻さんからの依頼が多いのですが、あるご婦人

高齢者からもこんな依頼が舞い込みます。

 ご自宅にお伺いして、まず前歴をお聞きしたところ、早くにご主人と死別され、

その後ずっとお一人で職業婦人として、定年まで勤め上げられたという

81歳の女性でした。事前に、ご自身で書かれた依頼案件の文書を拝見して

驚きました。

 文字は達筆で、箇条書きながら、簡にして明なる要領を得た内容で、

ご自身の考えを明確に述べておられました。  続く

 追記: 当方の作成しました、エンディング・ノートを差し上げます。

 当NPO法人高齢者・障がい者後見人の会までご連絡ください。

      73歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。

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