私は、還暦の60歳の時、これからの10年・20年をどう生きるのか?
どう生まれ変わるのか? じっくり考えてみようと高野山の宿坊に行った
のです(それなりに、真剣でしたよ)。
多くのお墓を眺めてみたり、奥の院まで参拝をし空海さんに会ってみたり、
坐禅を組んでみたり、自分を変えるために何をすれば良いのか模索しており
ました。
その晩、般若湯と精進料理をいただき、7時頃からあとは何もすることがなく、
廊下に出て庭を眺めていたのです。30分くらい座っていたでしょうか。
その時、庭の上の方から男性の野太い声が聞こえてきたのです。
「おまえは、行政書士の資格があるじゃないか。それを活かしなさい!」
その声は、私の先祖の声なのだろうか、はたまた空海さんのお声だった
のかもしれません。私は、サラリーマンで48歳の時に失業をし、その当時は
易しかった国家試験に合格していたのを殆んど忘れていたのです。
見えない声を聴くという不思議な体験をし、どんな内容の業種なのかもよく
知らず、下山後まもなく大阪府行政書士会に入会したのです(入会しないと
仕事ができないからです)。
その2年後にNPO法人を発足いたしました。 続く
73歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。