高野山の宿坊にて ①

黑田よしひろ

2016年08月03日 14:07

 私は、還暦の60歳の時、これからの10年・20年をどう生きるのか?

どう生まれ変わるのか? じっくり考えてみようと高野山の宿坊に行った

のです(それなりに、真剣でしたよ)。

 多くのお墓を眺めてみたり、奥の院まで参拝をし空海さんに会ってみたり、

坐禅を組んでみたり、自分を変えるために何をすれば良いのか模索しており

ました。

 その晩、般若湯と精進料理をいただき、7時頃からあとは何もすることがなく、

廊下に出て庭を眺めていたのです。30分くらい座っていたでしょうか。

 その時、庭の上の方から男性の野太い声が聞こえてきたのです。

 「おまえは、行政書士の資格があるじゃないか。それを活かしなさい!」

 その声は、私の先祖の声なのだろうか、はたまた空海さんのお声だった

のかもしれません。私は、サラリーマンで48歳の時に失業をし、その当時は

易しかった国家試験に合格していたのを殆んど忘れていたのです。

 見えない声を聴くという不思議な体験をし、どんな内容の業種なのかもよく

知らず、下山後まもなく大阪府行政書士会に入会したのです(入会しないと

仕事ができないからです)。

 その2年後にNPO法人を発足いたしました。  続く

   73歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。

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