「60歳からの生き方・在り方・死に方講座」 ②

黑田よしひろ

2016年10月18日 09:49


 □どんな課題か? たとえば、「エンディングノートの書き方」、「遺言のすすめ」とか「死後の

事務処理ってどういうこと?」といった法律問題に始まり、「ひとり暮らしが長く、孤独だがどう

過ごしていけばよいのか?」、「病気のこと、死後のことを誰に相談したらよいのか?」、

「がんと認知症の予防法ってないのか? なったらどうすればいい?」、「戒名・葬式・墓・納骨

をどう考えたらよいのか?」、「子どもがいないので遺産をどこかに寄附したいのだが、どこに

すればいい?」、「私の死後、ペットをどうしたらよいのか?」といった法律の問題、法律以前の

問題、そして「死後」の問題と、ほんとうに数々の「人生相談」なのです。

 ご自宅に伺ったり、事務所に来ていただいたり、老人会から特別養護老人ホームそして、

生命保険会社にてもお話しをさせていただきました。

 このような法律相談・人生相談ではほとんどが質問を受け、「傾聴」に終始することが多い

のですが、やはり、何らかの助言・アドバイスができるようにと、62歳より改めて「民法」、「

介護保険法」、「成年後見制度」を学習し、「傾聴ボランティア」や「市民後見人」のセミナーに

参加し、医療・宗教・養生・人生論のような書籍を読みあさってきました。

 また、私自身の「心・身ともの健康」と「良識・見識ある判断力」を醸成するために、「氣功」

と「楊名時ヨウメイジ太極拳」の稽古と実践を継続してきました(お蔭で、腰痛もヒザ痛も認知症

もありません)。

 余談ですが、80・90代のかたがたは、若いひとたちを信用していません。そして、なぜか

ネクタイを締めて営業にくる銀行員には、このような質問をいたしません。このような多岐に

わたる質問に対処できなくては信頼されません。その人の「人間性」が問われるのです。

   続く    73歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。




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