□また、「はじめに」を書き直しました。 はじめに:「人生90年」といわれる今時を生きる
わたしたち高齢者は、いやがうえにも生かされ、延命され、将来の「展望」も見通せず、「目標」
も見出せず、ただ、惰眠を貪り生きているだけで良いのか?との疑問が時々フツフツと湧いて
出てくるのです。
かっての同級生だった知人・友人も次々と亡くなったとの報を聞くと、フト「次は、わたしの順
なのか?」と後ろ髪にも「老い」が忍び寄っているのかと懸念される年頃です。
また、「73歳といえば、まだまだ若いし、人生・旬の一番良い年頃だろう!」なんて、80代の
人生の先輩からは励まされたりもしています。
そんなわたしが、なぜにエラそうに『60歳からの生き方・在り方・死に方講座』なんぞという本を
出版するのかということですが(一生のうち、一冊は本を書くというのがわたしの「夢」でした。悪し
からず・・・)、わたしにはこんな節目があったのです。
それは13年前、60歳の還暦を迎えた時、バブルもはじけたこれからの低経済成長が続くで
あろうわたしの「老後」の30年間を、やはり、「どう、生きるのか?」、「どう在らねばならないのか?」、
「どう、死ぬのか?」を真面目に考えようと高野山の宿坊に行き、庭に向かって坐禅を組んでいた
ところ、庭の上から野太い男性の声が聞こえてきた不思議な体験があって、わたしの60歳からの
生き方が大きく変わったのです。詳しくは本文に譲りますが、救われた思いでした。 続く
73歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。