入門してから解ったことですが、「導引・吐納術」とは?

黑田よしひろ

2017年09月05日 10:14



 ◇およそ2000年前の悠久の大地・中国で、農耕や狩猟で疲れたカラダを

癒すために行われたであろう動作・運動が、「導引ドウイン・吐納トノウ術」といわれた

時代から、歴史の検証に耐えて永々と継承されてきたのです。

 「導引」は、腰を中心にカラダを曲げたり伸ばしたりする運動であり、「吐納」は

古い息を吐き出し、新しい「氣」を入れる腹式呼吸運動です。

 今でいう「呼吸法」です。  その長い年月の中で、多くの流派が誕生したの

ですが、中国の毛沢東時代に、それら多くの流派をまとめて「氣功」という言葉で

統一されています。ですから、「氣功」という言葉は比較的最近のことです。

 その中国で発祥・発展してきた「氣功+太極拳」を、ひとりの中国人留学生

(楊名時ヨウメイジさん)が日本で独自に伝承・開発されたのが、今、わたしたちが

稽古をしている「楊名時太極拳」なのです。

   自分の健康を願うと同時に、他人様の健康、幸せも願う。

   大宇宙に和して、ゆっくりと呼吸をしながら体を動かす。

   しかも内面の心が動きと共になるように。

   体中全部が動き、この瞬間すべてを忘れる。  師家・楊名時の言葉より

  続く    74歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。

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