「こんな話、聞いていただけますか?」 その9.

黑田よしひろ

2020年09月08日 10:29



 ◇とは言え、頑張る・緊張するのは禁物です。むしろ、リラックスして心を空っぽ

にしてください。この空間に浸ってみる感覚で結構です。”心もカラダもまあ~るく、

柔らか~く”です。なぜならば、この「氣功+太極拳」教室に参加される方には、

手術後のリハビリにと通ってこられる方や、「心身症」の方も見受けられるからで

す。仕事上での過大なノルマに、心とカラダが悲鳴を上げ、職場で血を吐いて倒

れたという方や、諸々のストレスを解消し、なおかつ健康になりたいといった方々

が、少なからず参加しておられることでも解ります(小生も、うつ病から回復した

いと念じていたのです。これも、動機の一つでした)。

 小生は、この「氣功+太極拳」の稽古のお蔭げで、なんとか元氣になり、その後、

或る知的障害者センターに月2回・10年間通い、ご指導してきました(少しでも、

彼ら・彼女らにカラダを動かすことの大事さを伝えてきました)。

 また、昨年の話しですが、余命半年と医者に宣告された中年の女性に、懇願

され、3度「氣功+太極拳」の個人指導をしたこともあります。その方と終末期の

心得(こころえ)みたいなことも話したことがあります。

 そんなことも少しは影響したのだろうか、後顧の憂いもなく、達観された「安心

立命」の心境と雰囲気を残して、医者の宣告通り、半年後にお亡くなりになられ

ました。 死に顔が、とても美しくあられました。

    77歳、高齢者・障がい者後見人のブログです
   

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