◇『養生訓』著・貝原益軒は、単なる健康指南書ではない 養生訓も、方法論だけ
を追いかけていては、なかなか結果が出ません。まずは根っこです。根っこは、あまり
おもしろみがないかもしれません。しかし、人生の奥深い部分が、そこにはあり、養生
の味わいはそこにこそあるのです。 (中略)
大事なのは、人生観、死生観といった根っこがしっかりしていないと、「ああ、いい
人生だった」と、最期にぽっくりといける豊かさや幸せを手に入れることはできません。
ここから、しばらく、養生訓の根っこをお話ししたいと思います。そこをしっかりと押さ
えていただければと思います。
私は、健康で長生きをすることを目指す養生を「守りの養生」、生命のエネルギーを
高めるときめきの養生を「攻めの養生」と呼んで区別してきました。そして、これからは、
守りではなく攻めの養生なのです。 『今日から始める養生訓』現代人にこそ必要な
貝原益軒の教え-これからの人生を元気はつらつに生きるコツ 著者・帯津良一
また、こんなことも言っておられます。「内なる生命力を高めていき、死ぬ日を最高
に、突入するのである。健康というものをダイナミカルな状態としてとらえる"攻めの
養生"である。死をもって終わりではなく、死後の世界への展望も含まれている。」
と、『太極拳養生法』著・帯津良一/趙 耀輝 にもある。
わたしたちの仲間でも、"あの世に行っても、太極拳の稽古を続ける!”と言っている
人たちが多いのです。
78歳、高齢者・障がい者後見人のブログです