『"いい呼吸"・呼吸道場』第9講  「悪い呼吸」とは?

黑田よしひろ

2022年01月28日 13:42



❖今回も前回同様、土曜日に予定があり、本日の発信です。前回までは”いい呼吸”

の話しをしてきました。今回は、反対に"悪い呼吸"とは? です。ひと言でいうならば、

「浅くて速い呼吸」です。荒い呼吸・弱い呼吸。呼吸が乱れています。

・"悪い呼吸"は、不安やストレス、イライラなどのマイナス感情をつのらせやすくなり

ます。呼吸は、自律神経と連動しており、体調不良や病気に見舞われることになります。

 このように、日々の心身の不調は、悪い呼吸から生み出されていると言っても過言

ではありません。

 たとえば、肩胛骨が硬いとだるい、疲れが取れない。眠れない、血圧が高くなる、肩

や腰が痛い、やる気が起きないなど、カラダのさまざまな不調につながります。肩胛骨

が硬くなると、呼吸が浅くなり、姿勢が悪くなり、血流が悪くなります。なぜなら、背中が

丸くなって前かがみの姿勢になり、横隔膜の動きが制限されるようになるからです。

 呼吸が浅いからといって、日常生活ができなくなるほど息苦しくなるわけではありま

せんが、浅い呼吸は、わたしたちのカラダをどんどん蝕んでいくことになります。

 最近、若い人たちの間でも多いのは、首こり・肩こりです。パソコンやスマホでの姿勢の

悪さが原因です。これは「IT猫背」と言っています。「整体」のお店が繁盛していますが、

少しは、「セルフ・ケア」で自分のカラダは自分で治す心がけが必要ではないかと考える

昨今です。    78歳、高齢者・障がい者後見人のブログです


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