❖ここで、「4億年前を思い起こす」という話しをします。4億年前というのは、
私たちの祖先が、生活の場を水中から陸へ移した時期です。このとき、エラ
呼吸から肺呼吸へと進化するまでに、3百万年の歳月を要したといわれてい
ます。その間ずっと波打ち際で待機していたため、肺呼吸のリズムが"寄せて
は返す"波打ち際のリズムになったといわれています。
現代ではこの呼吸法がうまくできていない人が多く、それがストレスや病気
などにもつながっていると考えられます。そこで、4億年間を思い起こし、思い
起こしたそのまなざしで今度は4億年先を見るという、時空を超えた壮大なドラ
マを体感していただきます。丹田に氣を満たすのがこの呼吸法のめざすところ
です。太古の海の浜辺を頭の中にイメージし、"波打ち際"のリズムで、吐く息を
意識した呼吸をゆっくり繰り返します。 (『調和道丹田呼吸法』の「緩息」で
心身を整えます。)これが、"いい呼吸"のイメージです。 続く
78歳、高齢者・障がい者後見人のブログです