「養生のすすめ」について ④

黑田よしひろ

2017年01月30日 14:25

 
 □つまり、自分の生き方を完成させていくことが「攻めの養生」の要諦で、その結果と

してストレスとうまくつきあっていく術を身につけることができます。

 そんな生き方は、無理をしたり我慢をすることではなく、自然体でなければなりません。

加齢とは逆に、感覚・感性が豊かになり、ハート(ときめき・好奇心)があり、スマート

(賢明)で、シンプル(少欲知足ショウヨクチソク)な充実した生き方なのです。

 いまひとつ大事なことは、中医学でいうところの「未病」という概念を認識すること

でしょう。これまでの「健康か病気か」という分断ではなく、その中間層としての領域

を「未病」の状態として意識して、主体的な「生き方」をすることが大切となります。

 自ら判断し、選択する。そのような知識とスキルを醸成していく。

 これが、病気を予防し、自ら自覚し、「健康よりなお一層上の元氣」を維持する

「攻めの養生」の一環です。     続く

    73歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。

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