「静かな運動」ってなに? その魅力と極意とは ⑤

黑田よしひろ

2017年07月15日 09:23



 ◇そして、カラダの全体・全身といったときには「ココロの問題」とかかわってきます。

 「ココロの健康」とは、日々の生活が「おかげさまでありがとうございます」の心境で

あり、「ヒト・もの・大自然に感謝をささげ」、「何ごとも加齢や病氣のせいにしない精神性」

であり、「人のお役にたつ」といった心がけの習慣が求められるのです。

 目指すべきは、「心・身ともの健康」であって、「カラダとココロの健康」ではなく、あくま

でも「ココロとカラダの健康」です。いま時のストレス過多の社会背景と先行き不安な状況

を前向きに乗り切るためには、サプリメント(健康補助食品)などではなく、「ココロの問題」

こそが大切なのではないかと申し上げたいのです。

 ここでいう「静かな運動」として、「氣功」、「太極拳」、「ヨーガ」、「瞑想」、「坐禅」、「読経」、

「楽器に親しむ」を挙げておきました。これらは、深く長く「吐く」ことに意識をおいた「腹式

呼吸」ということで共通するものがあり、いかにわたしたちの「ココロとカラダの健康及び

柔らかさ+しなやかさ」に貢献し、実に「呼吸」という誰にも身近にある「手法」であって、

「ストレス」を軽減し、「体質を改善する」ことに尽力するかを知っていただきたいのです。

 また、これらの実践と継続は、自らの「生き方・過ごし方」への「指針」と「生きがい」を

見い出し、自らを「再生」させる「原動力」となり「生命力」となり得るものだということを、主に

わたしが体験・継続してきた「氣功+太極拳」を中心にその「魅力」と「極意」について書いて

みました。    続く

     74歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。

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