「吸う」ことよりも「吐く」ことが大事。カラダが目覚める呼吸法②

黑田よしひろ

2017年12月02日 09:45



 ◇わたしたちは、小さい頃からラジオ体操で「深呼吸」を教わりましたが、大きく

吸ってから吐いていませんでしたか? そうではなくて、「静かな運動」に共通する

呼吸は、「吐く」ことに意識し、深くて長い腹式呼吸なんです。

 基本は鼻から吐いて、鼻から吸うのです。数で数えるなら、先にまづ「吐」いて、

5つで吸うと、その倍の10くらいでゆっくりと吐いてゆくのです。

 「吐く」ことに意識をするというのは「捨てる」という東洋思想の体現です。

 反対に「大きく吸う」という意識は、「得る・獲得する」という西洋思想に基づくという

風にわたしは考えています。いつまでも現役当時のように「得る・獲得する」という

考え方ではなく、「捨てる」という考え方にリセットすることが大事なのではないで

しょうか? だから、わたしの教室では「ためいき」も良いよと言っています。 続く

     74歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。

     

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