『生き活き・呼吸道場』6時間目:続「気功的人間になりませんか」より

黑田よしひろ

2021年07月17日 10:36



 ◇前回からの続き:気功の最たる特徴は、丹田と呼ばれる臍下セイカの空間を

意識した呼吸です。丹田とは、大脳や心臓といった特定の臓器と違って、体内に

広がる空間の呼称です。古代中国の人たちは、生命の源を臓器ではなく、空間

そのものと想定したのです。

 私は気功に取り組み、丹田を意識して呼吸するにつれ、身体とは臓器の寄せ集

めではなく生命あふれる空間であることを、強く実感するようになりました。私は

その空間のことを、生命場・イノチバと呼んでいます。

 また、さらに気功に励むうち、私は身体を芯からリラックスさせ、丹田さえ意識

しない境地に達することができました。そして、私の身体という生命場は決して

私個人で完結しているのではなく、呼吸や食物を通して他人や身の周りの自然

や地球と深く交流していることを体感するようになりました。

  『気功的人間になりませんか』-ガン専門医が見た理想的なライフスタイル

                       著者・帯津良一 風雲舎より

 余話:何を隠そう、わたし(黒田)の余生ではない「熟生」の理想の妙好人ミョウコウジン

は、"虚飾を捨て、ありのままに生きる"一休さん・良寛さんです。このお2人は、名誉・

肩書を捨て(わたしには、もともと有りませんが・・)、子どもと遊び、「老いらくの恋」に

浸られたからです。ですから、もっともっと稽古を積まねばナリマセン。

 もっともっと「心とカラダを柔らかく・しなやかに養う」を心がけねばならないと、静か

にゆっくりと「いい氣」を練り、他者に「幸せ」を伝播したいと日夜奮闘しております

 (笑い)。
        78歳、高齢者・障がい者後見人のブログです



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