私が日頃、習慣的に「ゆっくり生きる」ということを、意識しだしたのはこの本を読んだ
のがキッカケかもしれません。「楊名時氣功太極拳」教室では、まず、呼吸を意識して
深くて、長い、細い呼吸をすることを教わります。ゆっくり、静かに、力を抜いて舞うこと
が大事と指導されます。
これらのことが、この本を読むとすべて理にかなっているのが解かります。
『ゆっくり生きれば、遠くまでいける』というこの本のタイトルと、太極拳をゆっくり舞う
ことの大事さが合致するのは、自然なことなのでしょう。
これらのことを意識しながら、一日一日を生きていく時に「ゆっくり話し、ゆっくり動き、
ゆっくり生きる」ことにつながっていくのです。
著者の小林弘幸さんは、医師とスポーツドクターとしての経験と実証に基づいた、
解かりやすい記述は説得力があります。また、この本のサブ・タイトルにある--
副交感神経で「最高の人生」を手に入れる--と考えておられる方々・生きることの
意味を考える人たちにとって、とても参考になります。こんな記述があります。
*口角を上げるだけで、体が変わる「笑顔の魔法」「笑顔でいると病気が治る」
「笑顔を意識することでガンがなくなった」などの話を聞いたことがありませんか。
じつは、これは本当の話。(中略) さらにおもしろいことに、「本当の笑顔」でなく
ても、「つくり笑い」でも同じような効果があります。と、医師が言っておられます。
続く 72歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。