2024年04月13日
シニアの心得:「終活を通してよりよく生きる」 その2.
前回からの続き ❖人生の中には、いいことも悪いこともあったはずです。それを踏ま
えて、じゃあこれからどう生きるのか、ということを考えます。どう生きるか、を考える
ためには自分を見つめ直す時間が必要だ。生き方の方針が決まらないと、細かな
ライフプランは決めようがない。心の部分が大事なのだ。
❖命の個性を見極めて自分の生き方を決める ただ、人生の終焉シュウエンを考える
といっても、何から手をつけていいのかわからないという人も多いだろう。どんな終活
をすれば、生き方を考えることにつながるのか。「まずは生前準備から手をつけてくだ
さい。私は、終活と生前整理はほとんど同じものだと思っています。自分との対話を
通して、自分の”命の個性”を見極めてください」命の個性とは、自分の生き方の軸に
なるもののこと。生前整理、つまり自分の死後に残すものを選び、ものを減らして
いくことを通して、自分の生き方が見えてくるということだ。 続く
養生・終活アドバイザーと81歳、高齢者後見人のブログです
2024年04月06日
シニアの心得:「終活を通してよりよく生きる」 その1.
❖「終活」を通して命の個性を見つけよりよく生きる[終活カウンセラー・武藤頼胡
さん] 終活は晩年をよりよく生きるための、「人生の棚卸し」。その第一歩として
生前整理を勧める。遺すべきものと、捨てるべきものを考え、整理することで、
人生の軸が見つかるのである。
❖人生の棚卸しを通して生きがいを考える 長く生きることをリスクと捉える人も
多い。確かに老後資金や家族関係、健康の問題など、心配ごとは尽きない。
そうした心配と向き合うために有効なプロセスが「終活」だ。しかし、「そろそろ
終活しないと」「お前ももう終活する年だろ」のような、若干ネガティブな使われ方
をする場合も多い。「終活は、終わりから生きがいを考えるための活動だと思い
ます。限りがあるから、今をどう生きるかということが大切なのではないでしょうか。
あくまで終活は、今をよりよく生きるための活動だと強調する。よりよく生きよう
と思うと、自分の生きる意味、なぜ生まれてきたのかに意識が向くと思います。
そこにたどり着くために行う、”人生の棚卸し”のようなものが、終活です。続く
「養生・終活アドバイザー」と81歳、高齢者後見人のブログです
2024年03月30日
シニアの心得:「家族-家族を思うことは生き方の指標を決めること」 その2.
❖073:配偶者であれ個を尊重することは忘れない 人はひとりで生きていけない。
しかし、この世を去るときはひとりだ。夫婦という最も身近な相手であってもそれは
同じ。個を尊重することも、大切にしなければならない。 074:パートナーの領分を
軽率に侵略しない。 075:子どもや孫に感謝と知識を伝えておく
076:仕事に本気で取り組む姿は家族の胸も打つ 077:家族といえどそれぞれの
価値観は尊重する 子どもであっても自分とは別の人間なのだということを忘れては
ならない。人の価値観や行動様式は他人に変えられるものではない。注意はしても
命令はしない。
087:変えるべきは自身の振る舞いあとは見守るのみ 「真の成功は人格を育てる
ところから始まる」 目的があるのであれば、まずはみずからの行動を正す。
079:真の教養人は家族関係の中からも学びを得ている おもしろい考え方だと肯定
し、学びの機会とする。捉え方1つで、家族との関係はまったく違ったものになるはず
である。 続く
「100歳青春」メッセンジャーと、81歳、高齢者後見人のブログです
2024年03月23日
シニアの心得:「家族-家族を思うことは生き方の指標を決めること」 その1.
❖人生の中で、仕事をしている時間というのは、じつはほんの一部でしかない。それ
以外の多くの時間を使い、私たちは生活している。そのパートナーとなるのが家族だ。
家族を思うということは、自分の生き方を見直すことでもある。
070:自分のことは自分でできる人になる まず、大原則となるのが、自立すること。
つまり、自分でできることは自分でする、ということだ。洗濯物や食事などは、生きて
いかなければならない作業だ。妻に先立たれ、何十年という時間をひとりで生きて
いかなければならない可能性もある。自分のことは自分で面倒をみることができる。
これは自分らしい生き方を送るうえで、必須の条件といえるだろう。
071:後悔しないためにパートナーに愛を伝えておく しかし、気持ちというのは、
自分が思っている以上に相手に伝わっていない。大切な人への愛を、どうか言葉や
行動で表してほしい。
072:パートナーと一緒に過ごす時間を大切にする 続く
「100歳青春」メッセンジャーと、81歳、高齢者後見人のブログです
2024年03月16日
シニアの心得:「思考の老化にも注意する」
❖066・肉体のみならず「思考の老化」にも注意する(続き) 年を重ねると、肉体
的な老化のみならず、「思考の老化」も進む。創造性や問題発見能力、感情の
コントロールなどの能力が衰えるということだ。高齢になっても、認知症にならない
限りは、知能テストで測られる知能はほとんど落ちない。本を読む能力も落ちない。
「ところが、新しいアイデアを生み出す能力や、新しいアイデアに適応する能力は
落ちていきます。それは知的活動をつかさどる前頭葉の機能が衰えているから
です」前頭葉の機能が落ちていくと、思考がどんどん「前例踏襲型」になっていく。
だから中年になると行きつけの店にしか行かないようになったりするという。
❖067:既存のものを疑い不明なら検証してみるのが品格 「変化をいとわない
生活を日常的に心がければ、前頭葉を意識して働かせ、思考の老化を防ぐこと
が可能になる」。そして、たとえ老いても、常に既存のものを疑う目をもち、不明
なことは自分で検証する意欲のある人や、それを実践する人を「品格のある人」
だと定義づける。
❖068:子どもに媚びず稼いだ金は自身の楽しみに使う
❖069:運転免許は返納しなくてもよい
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