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2015年11月09日

『<達者な死に方>練習帖-賢人たちの養生法に学ぶ』に学ぶ ③

『<達者な死に方>練習帖-賢人たちの養生法に学ぶ』に学ぶ ③

 ①、②と私がクドイほどこのブログで、この新書を読まれることをお薦めしているのですが、

それでも「読書習慣」を持たない人は、なかなか本を買って読むことはなかろうと危惧します。

 本当は、そんな人にこそ読んでほしいのですが・・・。

 そこで、いま少しこの本の内容についてお伝えします。

 この本の全体を通して帯津先生が述べておられるその根源は、「養生(ようじょう)」という

キーワードです。「生を養う」・「生命を正しく養うこと」。それは、「守りの養生」ではなく、「攻めの

養生」だということです。江戸時代の養生の3巨人といわれる人生の素晴らしい先達がおられた

ことを、今を生きる中・高年の方々に、是非とも知っていただき、これからの10年・20年・30年

の生き方・ライフスタイルを考えた時の、教材にしていただきたいと思うのです。

 ちなみに、「養生(ようじょう)」という言葉を若い人たちは知りません。”いのちを正しく養うこと

なんだけど・・・”と言っても解かってくれません。では、若い人たちに問う。

 ”君たちはスマホを持っているよネ。そのスマホに毎朝、充電しているよネ。それは、なぜなんだ?”

 ”当たり前じゃないですか。それは、電気(氣)を充たしているんですヨ。でないとスマホが使えない

でしょう!” ”ホウ、そうかい”。

 ”では、君のからだにもエネルギー(氣)を注入して、充たす必要があると考えたことはないのか?”

 すると、皆んな不思議な顔をして何んとなく解かったようなフリをする。

 ”そう、そのときの気(氣)ってなんだろう?”ともう一度尋ねると、また、皆んな解からないと言う。

 追っかけて問う。 ”世の中に、電気、空気、元気、気分、雰囲気、気が合う、機嫌が良い、気持ちがいい、

・・・そんな単語が満ち溢れていることに気がつかないか? 

 ”ホウ、このオジン(黒田)は、なかなか面白いことを聞くな~”と関心を示される。

 さあ~。高齢者・中高年の方々よ! 私たちも、自分のからだに充電することを考えなければ

なりませんよネ。 それは、サプリメントであったり、薬であったり、単なる「健康法」のひとつであったり、

自分の人生を他人まかせにするものではないのだろうと、お気づきになられるでしょう・・・?。

 若い人たちはいいのです。中高年・高齢者は電気を充電することを人生の節目で考えて

みられませんか?  (続く)

          72歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。

 




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Posted by 黑田よしひろ at 10:32 │ブログ