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2015年12月06日

☆五木寛之さんが書く「心の養生」

 囗失われた元気を求めて *天地万物を生みだす根元こんげんの「元気」

 「元気」ということは、中国でも日本でも古くから思想家たちの大テーマだった。紀元前の中国の

文献や、江戸時代の僧や学者の書いたものにも、「元気」という言葉はやたらとでてくる。

 しかし、そこでつかわれている「元気」は、いま私たちが用いている「元気がいい」の元気とは、

かなりちがう意味を含んでいるようだ。理屈をこねるわけではないが、一応、言葉の意味から

「元気」ということを考えてみよう。(中略)

 「気」は、本来は「氣」と書く。「气」のなかに、「米」がはいっているのが旧字体だ。この「米」を、

人を養う大地のエネルギーと解釈する人もおり、また八方に放射されるエネルギーと考える人

もいる。「メ(しめ)」では内側から発するものを閉じこめてしまうことになるからだめだという説も

ある。

 しかし、私はさまざまな解説をひとまずおいて、やはり「气」は天のエネルギーをあらわし、「米」

は大地がはぐくんだエネルギーをしめしていると考えたい。(中略)

 この天のエネルギーと地のエネルギーを合わせた表現が、「気」という一字と考えてみるのは

どうだろうか。となれば、「元気」の正体はおのずから見えてくるような気もする。

 それは天と地、つまりこの宇宙のすべてのものの根元のエネルギーということだろう。

 万物の原初はじまり。天と地を生みだした始原しげんのエネルギー。それを「元気」とよぶの

だと考えたい。  『元気』 著者・五木寛之 発行・幻冬舎 より  「続く」

           72歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。


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Posted by 黑田よしひろ at 12:04 │ブログ