2016年02月11日
「病気にならない生き方」 続く ③
ここで「氣」に「先天の氣」と「後天の氣」があることに触れておきましょう。
自然治癒力シゼンチユリョクもしくは生命力は、もともと誰もが持っていて、個人差があり、
先天的に強い人もあれば弱い人もいます。これを「先天の氣」といい、親から受け継ぐ
ものです。
そして、「後天の氣」は呼吸と食べ物によって入ってくる天の氣と大地の氣を指すもの
です。これらの総力がその人の自然治癒力となり生命力となるのです。
ですから、先天的なものは先天的なものとして受け入れ、「後天の氣」を大自然から
意識的に摂り入れることにより、自然(自己)治癒力を増大させることができるといえま
す。このことを理解することによって生活習慣を振り返り、後天的に努めることが大事
といえるのです。
私たちは、この本に書かれているような病気予防と介護予防をも考え、「氣功太極拳」
に取り組み、実践し、日々「養生」への心構え・覚悟を意識し、精進しようと考えています。
その日々の実践が、「養生への道」につながっていると信じているのです。
『「養生訓」に学ぶ! 病気にならない生き方』に出会い、この本を通して、300年前に
生きられた益軒さんと、会話をしているような親近感というか、尊敬の念を抱いています。
もちろん、下方先生にもですが・・・。読書の楽しみってこんなところにあるのです。
これも「ときめき」です。 (了)
72歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。
Posted by 黑田よしひろ at 10:00
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