2016年02月17日
「ゆっくり生きる」とは ⑤
それから、少しづつですが声が出てきたのです。
皆んなと一緒に声を出して応援しているのです。
まったくの驚きでした。
そのゲームを阪神タイガースが勝利し、始めて甲子園球場で「六甲おろし」を
大声で歌ったのです。この球場に来る前には予想だにしなかったことで、息子に
「連れてきてくれて、ありがとう」と言ったものです。
その日以来、徐々にですが回復し、元気を取り戻すことができたのです。
こんな体験を、ある精神科の先生にお話ししたことがあるのですが、「それは
貴重な回復の症例ですね」と云われました。
そんな体験をしている私は「氣功太極拳」をとくに屋外で行うときには、「空を
見上げる氣功」を意識的に行なっています。そして、「うつ病」になるような人を
ひょっとしたら、医者ではない私が治すことができるのではないかと大それた
考えが浮かんできます。
体験したことを「ゆっくり生きれば、遠くまでいける」で確認した訳ですが、自ら
納得できたことなので、ひと様にお話しできるようになったのです。
こんな自信のなかった状態を、ある一瞬の仕草・動作によって回復できたの
は、これも『養生力』の一環かと思うのです。
今どきの「養生道」は、「自利利他」の精神でもあります。自分が体験し、回復
した話をひと様が参考になればとの思いで、ここに記述した次第です。
72歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。
Posted by 黑田よしひろ at 09:31
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