2016年03月03日
お坊さんが書く「心の養生」第二話 ①
はじめに--所作を整えれば、心も体も生き方も美しくなる 私は禅僧です。禅というものに、
みなさんがどんな印象をお持ちなのかわかりませんが、余計なものを極限まで削ったシンプルさ
のなかに、本質を突く鋭さと深さ、広がりを持ったものだと思います。
私は、「禅の庭」のデザイン・設計をする仕事もしていますが、禅の心を形に表したものが「禅の
庭」です。「禅の庭」を見たときに、美しいと思わない人はいないと思います。禅について知らなく
ても、「禅の庭」に向き合っていると、その美しさに心が落ち着き、穢ケガれが落ちて、清らかになる
と感じる人は多いでしょう。
現代は、ものと情報があふれ、変化が激しく、消費のスピードも速い。そのなかで、日本本来の
美しさがどんどん失われていくように感じられます。しかし、日本人はずっと、芯からにじみ出る
美しさ、過剰ではないが揺るがない強さを秘めた美しさを持って生きてきました。
はたして、それはどんな美しさなのでしょうか--。それは、禅の視点でお話しすると、よくわか
ります。禅には、人が美しく生きるための、ものすごくたくさんの知恵が詰まっているからです。
続く
『禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本』 著者・桝野俊明/発行・幻冬舎 より
72歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。
Posted by 黑田よしひろ at 11:15
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