2016年03月19日
権宮司さんが書く「心の養生」 ①
『日本人だけが知っている 神様にほめられる生き方』 著者・春日大社権宮司・岡本彰夫/
幻冬舎より引用します。
たとえば、神棚に飾る榊サカキの枝。榊は「栄える樹」で「「サカキ」。つまり榊の持っている、常に
栄え続ける瑞々ミズミズしい気を家の中に取り込むために飾る。同様に、「紅葉狩り」という行為も、
燃えるような真っ赤な紅葉を手折タオって家に持ち帰ることで、紅葉の生命力、つまりエネルギー
を家の中に呼び込もうとするものです。
「健全なる肉体に健全なる精神が宿る」というのは、西洋の考え方です。東洋ではその逆で、
「魂を健全にすれば自ずと肉体も健全になる」と考え、魂をいかに健全に活発化するかという
ことを大切にしました。魂を振り動かし、活力を与えることを「振魂フリタマ」といいます。
「みそぎ」をするために水の中に入るのは、体を浄キヨめることはもとより、水の霊力を自分の体に
降りつけて、魂を活性化するために行うのです。家に「瑞気」を呼び込むのは、魂に活力を与える
ための行為です。 (中略)
現代人は目に見えることばかりを大事にして、その本源を忘れています。目に見えない魂、心に
活力を与えると体も元気になるのです。「祝う」ことが家を栄えさせる秘訣です。 (続く)
73歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。
Posted by 黑田よしひろ at 13:02
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