2016年05月26日
第2章 <食の養生> 「いのちのうつしかえ」とは ④
□「意識をする」ということは、どういうことか? 例えば、手のひらをじ~っと見つめ
てみてください。集中してみてください。と、そこに血の流れるのを感じませんか?
少しは熱くなってくるのを感じませんか? そうなんです。自分の意識で、手足の
末端に向かって血流を促進させることができるのです。
意識をしてゆっくり呼吸を行うと、「氣・血ケツ・水スイ」がからだ中を駆け巡ってくれ
ます。60兆個といわれる私たち一人ひとりのからだの細胞に、そして関節に語り
かけてみるのです。
「おい、俺の胃腸は大丈夫か? 頑張ってくれよな」とか「わたしの肩よ、腰よ、
酷使してごめんなさい。氣功でラクにしてあげるからね」などと、自分のからだと
対話してみてください。五木寛之さんは『養生の実技』でこれを身体語と呼んで
おられます。
あなたもワンちゃんや猫ちゃんには、「お前は、本当にかわいいなあ~」とか
話しかけているでしょう。室内やベランダの花・植木に水をかける時、「早く、
大きくなれよ」とか「美しい花を咲かせね」とか言うでしょう。
そんな感じで自分のからだをもっと大事にしてあげましょう。いたわってあげま
しょう。そして、時には負荷フカをかけてやるのです。
こうした意識力・イメージ力の向上を目指すことも、「今こそ『養生力』!」の
一環です。 了
73歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。
Posted by 黑田よしひろ at 09:33
│ブログ