2016年08月02日
「知的障害者の方に氣功太極拳を指導した体験談」 ⑤
□ 「え、本当? まだ、4回目だよ」と思いながら、彼の方を見ると目をつむって
一心に両手を開合しているではないか。この人の意識力と集中力はすごいな~と
思うと同時に、この人たちには何かすごい可能性が秘められているのではないか、
そんなことを考えてしまいました。
稽古の後でそのことを施設の職員の方にお話ししますと、「ええ、この人たちの
方が健常者より感覚・感性が優れているのではないかと思うことはあります」と
言っておられました。
この人たちと稽古することは、自分をさらけ出したことによる親しみが要求される
ことを感じ、言い方を変えれば、子どもに対する無私の心境も求められるような
気がします。
このように、障害者の皆さんが感じられたことを即座に素直に話しにこられると、
毎回の変化・成長を目のあたりにすることになり、可愛くもあり、愛イトしくもあり、
私の方こそ指導させていただいていることに感謝しているこの頃です。 了
73歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。
Posted by 黑田よしひろ at 12:03
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