2016年10月08日
「恩返し」と「恩送り」という言葉について ①
□以前のブログで、「恩返し」という言葉を使ったのですが、高齢者の中には”俺は世の中から、
恩を受けたことはない。だから返すなんてことは考えないね。”などというヘソ曲がりな言葉を
吐く方がいるので、ここで「恩送り」という言葉があることをお伝えしよう。
「恩送り」とは、見返りを求めることなく他人に社会に善行を施すことです。今まで良き先輩や
同僚から家族、地域から知るや知らずのうちに私たちは「恩を受けてきている」はずなのです。
この世から受けてきた「恩」もしくは「縁」と言ってもいいのですが、これも「見える恩・縁、
見えない恩・縁」に関わらず、60歳を過ぎた人たちはこれらを「返す」というのがイヤならば
「送る・伝える」という意識をもっていただきたいのです。それが、「恩送り」という意味です。
なぜにこんなことを言うのかというと、私も高齢者のひとりですが、最近の高齢者の中に
困ったことに「傲慢ゴウマン」な人たちがいることを散見するからです。少なからず「謙虚さの
欠いた」高齢者があちらこちらにいるのです。
最近起こる事件の中に、必ずといってもいいくらい「高齢者」がかかわっていることを、
皆さんご存知でしょう。 続く
73歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。
Posted by 黑田よしひろ at 10:41
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