2016年10月09日
「恩返し」と「恩送り」という言葉について ②
□私の周辺でもよく見かけます。たとえば、区役所で大声をだして職員に文句をいう高齢者。
駅構内で駅員にカミついている高齢者。キレる高齢者が多いんです。(認知症ではないと思う
のですが・・・) そんな高齢者がいた時は、私も同じ高齢者として恥ずかしいのでその高齢者に
対して注意をすることもあります。
また、介護ヘルパーの人たちに、これまたイバリチラス高齢者 「介護保険は使わな損や!
金を払っているから、チャンと面倒みいや!」 という態度が見え見えで若い人たちを困らせて
いる高齢者もいる。そして、地域で高齢者に弁当宅配のボランティアをしている友人の話によると、
届けた先で、「遅いやないか!」と文句をいう男性もいるとのこと。
大半の高齢者は、そんなことは無いと思いたいのですが、気をつけておきたいものです。
再び「恩送り」という言葉に戻りますが、「送る・伝える」意味をいま少し考えるならば、高齢者の
過ごす日々は、人・もの・自然に「感謝」すること。そして、少しでもよい、小さくてもよい、「人の
お役に立つ」心がけを行動に移していただければと思うのです。
それには、「ありがとう」の言葉と「笑顔」ですよね。仏教には「無財の七施」という教えがあります
(人に対する「お布施」です。金のかからない施しです。)。
1.眼施 明るく澄んだ目で接する 2.顔施 微笑みをもって接する 3.身施 清潔な
身なりで 4.言施 やさしい言葉で 5.心施 真心をもって接する
6.床座施 目上の人に親切にする 7.房舎施 室内を清潔に
以上です。このくらいの「布施」ならできるでしょう。60歳を過ぎた方々は、これらのことを
日常の「心がけ」としたいものです。 続く
73歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。
Posted by 黑田よしひろ at 14:43
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