2017年03月08日
「いな時の養生」とは ⑦
□「遺言(イゴン)」というのは、相続について、遺産をどう配分するかということを、
きちんと書類で自らの意志を遺すものです。特に、80歳以上のかたに多いのが「遺書
(いしょ)」と混同されておられます。
だから、「遺言」を書くことをおすすめすると、「俺に早く死ねというのか?」とか、
「俺はまだまだ死なん!」と言われます。「死をすすめるような遺書」ではないのです。
「遺言」はきっちりと、「家訓」を遺すようなお気持ちで感謝の意味を込めて、責任を
持って記述するものです。
一度、公正証書で巻くと一切変更ができないと思っておられるかたも多いのですが、
その後の心境変化で書き直すことも可能です。
また、ご夫婦で「遺言公正証書」を作成する時に、共通の一通で良いとお考えのシニア
がおられますが、これは、一通ずつお書きいただきます。
余談ですが、「遺言書」への記載内容で、最後まで悩まれるのは圧倒的に男性です。
まあ~よく言えば慎重なのでしょうが、この点は、女性のほうが決断は早いです。
付け加えておきます。 続く
73歳、高齢者・障がい者後見人のブログです
Posted by 黑田よしひろ at 12:51
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