2017年11月03日
太極拳では、「十字手」と「起勢」からまずはスタートです。③
◇前回からの続き: と同時にヒザをゆるめる。この時のヒザは曲げるのでは
なく、「ゆるめる」「たわめる」のです。この言葉の表現の違いはとても大きいの
です。意識の仕方一つで「脳」への伝わり方が違うと、動きがスムーズになって
きます。
静かな動きとしてヒザをゆるめ「中腰チュウゴシ」の姿勢をとります。この腰を
少し落とした姿勢は24式最後の「収勢シュウセイ」までずっと維持しながら動いて
いくのです。
なぜに、中腰なのか? また、疑問が起きてきます。それは、相手を想定
していつでもどの方向へも動くことができる待機姿勢であり、また攻撃への準備
姿勢でもあるからです。ですから、この「下半身」が鍛えられるのです。
さて、ここでわたしの特別の極意として、ここからカラダの動きが始まるの
ですが、この時のわたしのココロは、「天と地」に感謝するとともに、「太極拳
という舞い」を「奉納」するような氣持ちでスタートしています。
74歳、高齢者・障がい者後見人のブログです。
Posted by 黑田よしひろ at 10:19
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