2019年07月16日
新「終活・基礎講座」-生前整理と生前契約-生前契約って、なに?
◇ここまでの生前整理は、”新しい人生の旅立ちに向けて”のことでした。
「生前契約」って、いうのは、”死後のことも含め、人生100年時代に向けての生き方”の
ことです。これからの「生・老・病・死」について、主に法律的に契約として解決していく方法
として、次のようなことが考えられるのです。”備えあれば憂いなし”を実践するものです。
あなたが生前整理で考えられたことを、①委託する内容を詳細に決め、②決めた内容に
かかる費用の支払い方法を明確に定め、③これらの内容を契約書にする。
そして、契約した内容を確実に実行に移し、特にひとり暮らしの高齢者の生活支援から
死後の事務委任まで、”家族になり代わって”老後の不安・心配を解消する契約が、「生前
契約」です。これには、1.財産管理等の委任契約 2.任意後見契約 3.遺言書
4.死後事務の委任契約があります(生前3点契約+遺言といっています)。
これらの契約はできれば公正証書で作成することが望ましく、必要書類も共通しています
ので、一緒につくると能率的です。もしあなたが、「遺言書をつくろう」と決意したのであれば、
ぜひ生前3点契約についても検討することを勧めします。
76歳、高齢者・障がい者後見人のブログです
Posted by 黑田よしひろ at 10:00
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