2019年10月10日
「認知症はおまかせください」周辺の対応について
◇周りの人的対応としては、・感情的にならない、理屈での説得は困難 ・否定せず
受け流し、話題を転換する ・協力してもらう姿勢/同じ立場に立つ とある。
また、認知症の中で生きるのではなく、人生の中に認知症が入ってきた として、
・話を聞くこと=「思い」を聴くこと ・本人の言動を「認知症だから」と先入観で判断
しない ・言葉の正誤は横に措いて、伝えたいことを聴く とある。
藤田和子さん(日本認知症ワーキンググループ)の言葉として ・調子に波があり
出来るときと出来ないときがある ・例え調子が悪くても、やりたい時もある
・いつも同じ援助をして欲しいわけではない ・その時、どうしたいのか? を聴いて
欲しい とある。「よく、『何を支援したらいいですか?』と言われます。でも、認知症の
人には、これをすればいい、これがあればいいという特定のことはないのです。
例えば、とても調子が悪くて一人で買い物に行くのは負担が大きすぎる時もあれば、
一人で買い物を済ませられる時もあります。負担は大きくても、今日買っておきたい
という時もあれば、外出そのものをやめたい時もあるのです。つまり、その時々で
調子や優先したいことは変わるので、『買い物に一緒に行く』という、固定化した
『特定の支援』がほしいわけではないのです。それよりも、私がその時どうしたいの
か、をどんどん問いかけてくれる方がうれしいです」
生活は衣食住などの「最低限生きていくのに必要なこと」だけで構成されている
わけではない。藤田さんの場合、美術館に行ったり、友人のプレゼントを買いに
行ったりすることも生活の一部だ。それを続けていくことが、「認知症になってから
も、したいことを実現する。したいことを楽しむ」ということで、そのためにはその場面、
場面での「パートナー」が必要になる。 との話を転載させていただきます。
76歳、高齢者・障がい者後見人のブログです
Posted by 黑田よしひろ at 17:15
│ブログ