60歳からはじめる終活のすすめ

　❖浅い呼吸は、わたしたちのカラダをどんどん蝕んでいくことになります。前回から

の続きです。　カラダがだるい、重い、疲れが取れないといった不定愁訴が続くのも、

血圧が高い、血糖値が高い、お腹まわりの脂肪が取れないのも、肩がこる、腰が

重い、カラダが冷えるのも、ぐっすり眠れない、お腹の調子が悪いのも・・、すべて、

浅い呼吸から引き起こされている可能性があるからです。　今どきの人たちは、この

浅い・悪い呼吸の人たちが大半と言われているのです。

　呼吸が浅いと、カラダ中の細胞が酸欠状態になります。交感神経が刺激されて

自律神経が乱れます。カラダをサビつかせる活性酸素が増えます。カラダのあちこち

に不調が現れてくるのは必然なのです。　『肩甲骨リセット』著・根来秀行　より

　ですから、「浅くて速い呼吸」は、ことほど左様に「悪い呼吸」なのです。セッカチな

性格の方に多いのもこの「悪い呼吸」です。わたしが、５０歳代後半に「うつ症状」

だった頃を振り返ってみても浅い呼吸だったなと思い起こします。

　今だから氣づくことがあります。　わたしが「うつ症状」になったことは、天からの

贈り物ではなかったかと・・。なぜならば、この症状を回復すべく、氣功法・太極拳の

稽古を始めるキッカケ（当時、６２歳）になり、今、「呼吸法」に着目し、これからも

「うつ病」にならないような予防・治療のつもりで人のお役に立ち、"いい呼吸"を

広めたいと考えるようになっているのですから・・・。

　今、病気で入院中の方も、手術後の方も、その状況は、後半の人生へのいい機会

と捉えてみてください。何でも前向きに考えましょう。

　病気になったからって、何ですか? 言い訳にしないでください！　１回きりの人生

ですよ！！　　　７８歳、高齢者・障がい者後見人のブログです