2022年02月26日
『"いい呼吸"・呼吸道場』第13講 「意識しないで呼吸をしている」
❖昨年、原作を読み、観た映画『いのちの停車場』では、吉永小百合さん演じる
医師が、高齢の在宅患者さんに診察前、「ハ~イ、息を吸って~、吐いて~」と2度
ばかり言うシーンがあった。が、「息」について日頃考えていたわたしにとって、なぜ
か通常のセリフではなく、敬虔な気持ちになったのが印象的でした。何か「祈り」に
近いものを感じたのです。
そうなんだ。「息」ってヒトの最も本質的な先天的な根源的な宇宙的ともいえるもの。
心臓の動悸や血流の脈のように、かってに動いている。意識しないで「息」をしている。
これは、誰がやってくれているのだろう? 親から教わったものだろうか? 寝ている
時も、呼吸をしているのはなぜか? いろいろととんでもない疑問が浮かんでくるの
です。これも「好奇心」といったものだろうか? あなたも少し考えてみていただけま
せんか? なぜ、わたしたちは呼吸をしているのか? 「当たり前だろう! 息をして
いないのは、「死」だ」とヒトは言う。 続く
78歳、高齢者・障がい者後見人のブログです
Posted by 黑田よしひろ at 10:21
│ブログ