2022年09月17日
第9講 「いい呼吸」は、「氣=エネルギー」を養い、心を豊かにします。第その2.
❖ここらで、お氣づきの方もおられると思いますが、「気」と「氣」の違いについて
です。作家の五木寛之さんが『元気』という書籍で、次のように書いています。
「気」が、本来は「氣」と書く。「气」のなかに「米」がはいっているのが旧字体だ。
この「米」を、人を養(やしな)う大地のエネルギーと解釈する人もおり、また
八方に放射されるエネルギーと考える人もいる。「メ(しめ)」では内側から発する
ものを閉じこめてしまうことになるからだめだという説もある。
しかし、私はさまざまな解説をひとまずおいて、やはり「气」は天のエネルギー
をあらわし、「米」は大地がはぐくんだエネルギーをあらわし、「米」は大地がはぐ
くんだエネルギーをしめしていると考えたい。
この天のエネルギーと地のエネルギーを合わせた表現が「気」という一字と
考えてみるのはどうだろうか。となれば、「元気」の正体はおのずから見えてくる
ような気もする。それは天と地、つまりこの宇宙のすべてのものの根元のエネ
ルギーということだろう。万物の原初(始まり)。天と地を生みだした始原(しげん)
のエネルギー。それを「元気」とよぶのだと考えたい。 という記述があり、わたし
(黒田)は意識的にこの「氣」を使っています。
79歳、高齢者・障がい者後見人のブログです
Posted by 黑田よしひろ at 09:12
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