2022年11月26日
第16講 「いい呼吸」は、単に新鮮な空気を吸い込むだけではない
◇そして、「いい呼吸」は、単に新鮮な空気を吸い込むだけではない。それは、宇宙の
中に満ち溢れている精気、神気、活気といった自然界の生きる力をカラダの中に摂り
入れ、カラダ中に巡らし、静かに吐きだすという気持ちでおこないます。
丹田は人間の生命の中心と言われるところですから、ここに氣を集める呼吸法を
すると、雑念が払われ、心が冷静になり、精神が統一して、生きる喜びが湧いてくる
のです。 『楊名時八段錦・太極拳』 著:楊名時 より
以前に記しました。わたしたちは、1日に約2万回呼吸しています。しかも寝ている
ときも、無意識にですよね。そのうちの10回でも20回でもいいです。
ハイ、「吐く」ことを意識して、丹田に、各細胞に吹き込むようにカラダ全身に「氣・
血・水(津液)」を手足の先にまで届けるように意識して、静かに、ゆっくりとです。
「波が寄せては返す」あのリズムです。心が軽く爽やかになるでしょう。
それが、あなたの自律神経のうちの副交感神経(ブレーキ)を高め、癒しとなって
いるのです。
Posted by 黑田よしひろ at 08:45
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